かれこれ、7年くらいアイスレビューを書いていますが、できるだけ多くの人に「食べたい!」と思ってもらえるよう、僕は写真にもちょっとしたこだわりがあります。
コンビニアイスの”盛り写”も平面的でおもしろくないカップアイスをどうやったらおいしくみせられるか試行錯誤しながら編み出した技。
そのほか、こんなこだわりも。
・手が映り込んだら指紋は加工して消す。(爪などもぼかして目立たなくする)
・アイスは噛んだら折るようにして歯型を残さない
・できるだけ包丁を使わずに素材感を伝える(針状結晶など)
・アイスの底に入っているソースや果肉などもできるだけみせる
・艶を出すために息をふきかける
・パッケージのイメージを見本に写真の構成を考える
・霜がかかっていたり商品が良い状態でない場合は買いなおし。
・もちろんアイスが溶けすぎて状態が変わっても買いなおし。
など・・・色々工夫しています。
あくまでもアイスが主役。対象を邪魔しないように。おっさん(自分)が映り込むなどもってのほか。(笑)
文章はヘタクソですが、これから食べる人の意欲をそぐようなネガティブなコメントはしないよう心がけています。
いい加減な自分の好みや感覚で、これから食べる人の楽しみをつぶしたくないんですよね。
先入観で感じるおいしさって随分変わるんです。
それは美味しくないものを美味しいということではありません。
市販のアイスってどれもおいしいし、その良いところを拾って素直に伝えるというスタイルです。
続けていると、こうやって自分のなかでの”スタンダート”というものが出来てくるんですよね。
そして、よく指摘もされるんです。。。
「アイスマンは、”冷たくておいしい”としか言ってないよね?」と。。。
まったくその通り!!!(笑)
ほら、ぼく”淀川長治スタイル”ですから。