アイスクリーム類の場合、賞味期限は基本的にはありません。
ただし、それは温度管理がきちんとされている事が条件になります。
アイスクリーム類は、-18度以下での冷凍保存の状態においては微生物は増殖しないこともあり、品質劣化が極めてわずかなのです。
ちなみに、温度が上がってしまい柔らくなったり、一度溶けてしまうと元のおいしさを取り戻すことはできません。
これを「ヒートショック」と言います。
アイスクリーム類は、空気(細かい空気の気泡)の量(オーバーラン)の割合や氷の粒子などによってなめらかさ、舌ざわり、おいしさなどが変わってきます。
このバランスが崩れてしまうと、元の味とはかけ離れたものになってしまうのです。
家庭の冷凍庫とコンビニのアイスクリームケースの温度
おそらく、一般家庭の冷凍庫の設定温度は-18~20℃ぐらいだと思います。
コンビニのアイスクリームケース(冷凍ショーケース)の場合、大体-25~30℃ぐらいの間が多い。
また、アイスクリームケースは、店舗によっても形式が違うので、この辺も観察してみると楽しいです。
ということで、お店で買ったばかりのアイスはカチカチです。
美味しい状態でアイスを食べたい場合は、少し時間を置く事をおすすめします。
ちなみに、「ソフトクリーム」は-5~7℃。
ソフトクリームとアイスクリームの違いは温度なのです。
というわけで、アイスクリームにとって「温度」って、とっても大切なものなんです。