あずきバーがかたい理由
時々、むしょうに食べたくなる井村屋のあずきバー。ファンはとっても多い!
人気のあずきバーの特徴のひとつとして、「かたっ!」っていう、歯ごたえがありますよね。
そう、あずきバーはガチガチに凍っていて異常に堅いんです。
では、何故堅いか。
消費者を困らせるためのイジワルではない
これは、メーカーがイジワルをしている訳ではありませんし、そういうプレイでもありません・・・。
アイスクリームって、乳固形分の割合や、空気の含有率で口当たりのなめらかさがきまります。
例えば、ハーゲンダッツ等の「プレミアムアイスクリーム」と言われているアイスクリームは、法令で決められたアイスクリームの規定値(乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上)よりも特に多く、かつ、空気の含有率がとっても低いんです。アイスの美味しさの要素のひとつ”なめらかさ”は規格によってさまざまなのです。
あずきバーは”プレミアム氷菓”
しかし、あずきバーはアイスクリーム類ではなく「氷菓」。上記の条件とは異なります。
堅いという事は、空気の含有率が高い!と思うかもしれませんが、その逆なんです。
あずきバーも空気はほとんど混入されていません。原料はゆであずきと煮汁。
つまり、あずきバーは、ゆであずきを凍らせたものに近いのです。
そりゃあ、ゆであずきを凍らせるとどんな風になるかは想像がつきますよね。当然、堅くなります!
昔から製法を変えず、無香料、無着色などにもこだわり、素材勝負で伝統ある製法を守り続けてきたあずきバー。
これは、プレミアム氷菓と言っていいんじゃないでしょうか。
そんな訳で、あずきバーを食べる時は、昔からの製法やメーカーのこだわりも一緒に味わってくださいね。
アイスマン福留