どうも!アイスマン福留です。
今日は桃の季節に先駆けて発売される新商品を先行レビュー!皆さんもご存知の「アイスの実」に、待望の新フレーバーが登場しました。
江崎グリコ『アイスの実 白桃黄桃』
春の訪れを告げる桃の宝石
グリコの看板商品「アイスの実」シリーズから、今春新たに「アイスの実<白桃黄桃>」が4月7日より全国発売されました。1986年の発売から今年で40周年を迎える長寿ブランド「アイスの実」が満を持して放つ新作は、1袋で2種類の桃の味わいを楽しめるという贅沢な一品!これは昨年発売された「ぶどうマスカット」に続く第2弾となるアイテム。「アイスの実」といえば、1袋1味が定番でしたが、昨年(2024年)9月から「1袋2味」の新コンセプトへと進化。今回は白桃と黄桃という2つの異なる桃の味わいを一度に楽しめるという、桃好きにはたまらない組み合わせになってます。
“ザ・ピーチ”を強調するパッケージデザイン
パッケージは「アイスの実」お馴染みのパウチ容器。桃色と黄色のグラデーションが春の訪れを感じさせる絶妙な配色で、思わず手に取りたくなるデザイン。かつてグリコが世に送り出したアルミパウチを採用した名作「カプリソーネ」を彷彿とさせます。パッケージ中央には「2種類のももの味わい」という温かみのある手書き風フォントで記され、その下には「アイスの実」のブランドロゴ。右下には、「白桃」「黄桃」果汁60%使用という品質へのこだわりがわかりやすく表示されています。
2010年から採用されている便利な「2WAY OPEN」方式も健在で、「プチOPEN」で一粒ずつ、「ワイドOPEN」でたくさん取り出せる使い勝手の良さも魅力。
一粒に凝縮された果実感—絶妙なサイズ感がもたらす満足度
内容量は84ml(7ml×12コ)となっており、白桃と黄桃が各6粒、計12粒入っています。一粒一粒のサイズは小ぶりな球体で、ちょうど一口で食べられるサイズ感。パッケージには各フレーバーがどんな色か一目で分かるように、写真付きで表示されているのも親切設計。思わず「可愛い」と声に出してしまうような、丸くて愛らしいフォルムは、アイスの実シリーズの大きな特徴です。
このかわいい球体型は、なかなか他社では真似できない、グリコ独自の成型技術によるもの。一粒7mlという絶妙なサイズ感も、ちょっとしたおやつにぴったりです。
解凍の芸術—二層構造が織りなす桃のハーモニー
袋から取り出してみると、白桃は乳白色、黄桃は鮮やかな黄色と、一目で区別できるカラーリング。表面はツルツルとしていて、光沢があります。実は「アイスの実」にはグリコこだわりの2層構造があり、外側は「グレーズ」と呼ばれる薄い氷の膜、内側はとろけるようなジェラートという贅沢な作り。こうして白桃と黄桃、それぞれの粒を並べてみると、微妙に色味や質感が異なることがわかります。
手で持つとじんわりと溶け始め、しっかりとした冷たさを感じます。それでいてすぐに溶けてしまうことがないのは、この2層構造のおかげ。
一つの粒を半分に切ってみると、内部は中心に向かって少し濃い色合いに。口に入れた瞬間、シャリッとした氷の食感から始まり、すぐに内側のジェラートのなめらかさへと移り変わります。白桃特有のみずみずしい甘さと香りが口いっぱいに広がり、清々しい後味が残ります。果汁55%、ピューレ5%という贅沢な使用量だけあって、本物の白桃をそのまま閉じ込めたかのような鮮烈な味わい。人工的な甘さは一切なく、完熟した桃をそのまま冷凍したような自然な甘さが絶妙です。
アイスの実は、季節ごとに最適な果実の品種を厳選し、果汁含有量を細やかに調整しています。旬の風味を閉じ込めるこの匠の技こそが、ファンの心を掴んで離さない圧倒的な魅力の源泉といえるでしょう。一粒の中に凝縮された果実本来の個性を追求し続ける、グリコの果てなき探求心が感じられます。
冷凍庫から出して7分が食べ時
アイスの実は、少し溶けた状態で食べるとフルーツの風味がより引き立ち、ジューシーな味わいを堪能できます。実は、このアイスの真価を発揮させるには適切な待ち時間が鍵となるのです。江崎グリコの公式見解によると、冷凍庫から取り出してから約7分後が絶妙な食べごろとされています。この時間が、外側のグレーズと内側のジェラートの両方が理想的な状態になるタイミングなのでしょう。
続いて黄桃。こちらは白桃とは一線を画す、トロピカルで濃厚な味わい。同じ桃でも品種による個性がはっきりと表現されています。黄桃特有のコクのある甘さと、わずかな酸味が調和して、白桃とはまた違った満足感があります。黄桃の方が果肉感がしっかりしている印象で、ジェラートの中に小さな果肉感も感じられるのが嬉しいポイント。白桃と黄桃を交互に食べると、その違いがより際立って楽しめます。
二層構造の妙もお見事で、最初のシャリッとした食感から、中のジェラートのなめらかさへの移行が絶妙。この食感の変化が、一粒の中で複雑な味わいを生み出しています。また、通常のアイスと違い、口に入れてもすぐには溶けず、ゆっくりと時間をかけて楽しめるのも特徴。黄桃の方は若干マンゴー果肉が入っているようで、パッケージの原材料表示をよく見ると黄桃の方には「マンゴー果肉」の記載があります。これが隠し味となり、より濃厚なトロピカル感を与えているのでしょう。
販売元は江崎グリコ株式会社。製造は同じグリコグループのグリコマニュファクチャリングジャパン株式会社の兵庫工場が担当。同社は2020年に設立され、国内のグリコの製造子会社14社を統合して形成された企業です。
江崎グリコといえば1922年の創業以来、「栄養と美味しさ」をモットーに、常に革新的な商品開発を続けてきた日本を代表する食品メーカー。特にアイスクリーム事業においては、「ジャイアントコーン」や「パピコ」など数々のヒット商品を生み出してきました。「アイスの実」も1986年の発売以来、独自の進化を遂げ、今や日本を代表するアイスブランドの一つとなっています。
白桃は果汁55%、ピューレ5%、黄桃も同様の配合で、計60%もの果実成分が使われているという贅沢さ。この徹底した素材へのこだわりが、アイスの実の人気の秘密なのでしょう。
「アイスの実<白桃黄桃>」は、春の訪れを感じさせる爽やかな一品。ただのフルーツアイスではない、こだわりの二層構造と、本物の果実感を追求した味わいは、さすがグリコの技術力を感じさせます。何より嬉しいのは、1袋で2つの異なる桃の味わいが楽しめること。それぞれの個性を比較しながら味わうのも一興です。
アイスの実は184円前後(税込)という手頃な価格で、コンビニやスーパーで簡単に手に入るアクセシビリティも魅力。ヘルシー志向の方にもうれしい、1袋あたり100kcalという控えめなカロリー設計も見逃せないポイント。罪悪感なくいただける点も現代の消費者ニーズにマッチしています。
春から初夏にかけての季節に、この「アイスの実<白桃黄桃>」で一息ついてみてはいかがでしょうか。桃好きなら絶対に見逃せない一品です!
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!