どうも!アイスマン福留です。
今回はセブン-イレブン限定で発売中の「ペコちゃんがつくったアイス 生クリーム仕立て」をご紹介します。
不二家『ペコちゃんがつくったアイス 生クリーム仕立て』
昨年、エリア限定で販売され大好評だったこの商品が、装いも新たに全国展開。セブン-イレブン限定で販売されています。ここ最近、不二家はセブン-イレブンとのタッグでアイスクリーム事業をより本格的に展開している印象を受けます。
シンプルですが、不二家のブランド力を活かしたアイスバー。しっかりと掘り下げていきたいと思います。
愛らしいパステル調が目を引く、コックペコちゃんの傑作
パッケージは、パステル調の水色ストライプと、コックコート姿のペコちゃんのイラスト。泡立て器を手に持ち、鼻の上にクリームをつけた愛らしいペコちゃんが不二家のロゴとともに描かれています。上部には、まるで生クリームが垂れ落ちるようなウェーブデザインが施され、「国産生クリーム使用」というピンク色のデザイン素材に描かれたミルククラウンがアクセントに。昨年のデザインから微妙に変更され、商品名も「ペコちゃんがつくった生クリームアイス」から「ペコちゃんがつくったアイス 生クリーム仕立て」という表記に変わっています。「ペコちゃんがつくったアイスシリーズ」として、今後フレーバー展開をしていくための名称変更の可能性が高そうです。
手のひらサイズの純白アイスバー
袋から取り出すと、シンプルながらも純白の美しいアイスバーが姿を現します。内容量は85mlで、平均的なサイズ。ほどよい厚みと長方形の形状です。
不二家のケーキ技術が息づく極上の口どけと香り
いよいよ一口。最初の瞬間、温度差で一瞬シャリッとした食感を感じますが、すぐに舌の上でとろけ始めます。その瞬間、甘いミルクの香りが鼻腔いっぱいに広がり、国産生クリームのコク深い風味がストレートに伝わってきます。「うまぁ~…。」口どけの良さも抜群!少し溶け始めるとより乳脂肪の風味が増し、まるで生クリームそのものを食べているような錯覚に陥ります。
無脂乳固形分が5.5%、乳脂肪分が12.7%と、一般的なアイスクリームよりも高めに設定されたこだわりのクオリティ。特に乳脂肪分12.7%という数値は、アイスクリームの基準をギリギリ超えるために調整されたものではなく、贅沢な配合率です。
甘さと乳の風味のバランスが絶妙。甘さが前に出すぎず、乳原料の味わいをしっかり引き立てています。一般的なバニラアイスと比べると、コクが強く、クリーミー。まさに不二家ミルキーを思わせる濃厚さ。生クリームそのものの自然な甘みと風味が活きています。
舌の上で溶け始めると、まるでホイップクリームが口の中で消えていくような感覚が。
また、食べ進めるにつれて感じるのが、口の中に残る余韻の素晴らしさ。最後の一口を食べ終わった後も、まるで不二家のショートケーキを食べた後のような幸福感が口の中に残ります。
冷凍庫から取り出して、5~10分ほど置いてからいただくと、よりクリーミーでホイップ感のあるおいしさが楽しめます。シンプルですが、格別のおいしさ!これこそが、不二家がケーキ作りで培ってきた生クリーム技術の集大成といえるでしょう。
今回のアイスを製造しているのは、埼玉県のキムラヤ乳業株式会社。昨年の同商品はブラックモンブランでおなじみの佐賀県・竹下製菓が製造していたため、製造元が変更されています。キムラヤ乳業は昭和38年創業の老舗乳業メーカーで、地元では「キャンディ屋さん」と親しまれ50年以上の実績があります。グリコの「パピコ パピベジ」やミニセレ商品、パティーナ等の製造も手掛け、アイスクリームの他に豚まんも製造しています。
価格面では、昨年の税込172円から今回は税込183円に値上げされています。原材料費や包材、エネルギーコストの上昇を考えれば、この値上げもやむを得ないでしょう。アイス業界全体でも同様の傾向が見られます。
注目すべきは販売エリアの拡大です。昨年は北海道、東北、関東、甲信越、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州の各地域での販売でしたが、今回は全国展開となりました。セブン-イレブン限定での販売です。
あの不二家ケーキの生クリームをアイスで再現、至福の一本
今回紹介した「ペコちゃんがつくったアイス 生クリーム仕立て」は、不二家ブランドの強みを活かした秀逸な一品。「生クリーム」という一つの素材に真摯に向き合った姿勢が、このクオリティを生み出しています。アイスとしての完成度は非常に高く、生クリーム好きにはたまらない一本。
セブン-イレブンに立ち寄った際には、ぜひ冷凍ケースをのぞいてみてください。少し溶かしかけて食べると、より生クリームの風味が引き立ち、まるで不二家のケーキを食べているような幸せな気分になれますよ。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!