こんばんは!アイスマン福留です。
今回は九州地区で先行発売されたブルボンの新作「ルマンドムース」をレビューします。
ブルボン『ルマンドムース』
ルマンドといえば誰もが知るブルボンのクレープクッキー。そのエッセンスを閉じ込めてムースとして新登場。2025年3月24日から九州限定発売とあって、アイスマニアとしては見逃せない一品。早速その魅力に迫っていきましょう!
鮮やかな紫が目を引く!懐かしさと新鮮さが同居するパッケージ
パッケージは一目でルマンドとわかる鮮やかな紫色(ルマンドカラー)。中央にはルマンドのブランドロゴが配置され、「ムース(Mousse)」の文字が添えられています。パウチの両端には「切りくち(手で切れます)」の表示。簡単に開封できる親切設計になっています。
パッケージ背面には「ルマンドで使用しているココアクリームのフレーク使用」という記載があり、本家ルマンドの味の再現度を強調。ルマンドのオリジナルデザインを踏襲し、高級感を演出。全体的なデザインはルマンドの高級感とムースの懐かしさが同居する絶妙なバランスです。
片手でニュ~ッ!!と押し出す
内容量は85mlと、ワンハンドで気軽に楽しめるサイズ感。パウチタイプのアイスとしては標準的な量ですが、決して少なく感じないのは中身の濃厚さゆえでしょう。パッケージから押し出すタイプなので、最後まで手を汚さず食べられるのも嬉しいポイント。パウチの形状は細長く、押し出すとぷるんぷるんのムースが姿を現します。
艶やかで淡いココア色
パッケージから押し出してみると、淡いココア色のムースがスルッと姿を現します。表面は驚くほど滑らかで、細かい気泡がわずかに見えます。全体的に、つややかな質感。まるで高級ムースケーキのような緻密さ。
舌の上で優雅に変化する、記憶の奥底を揺さぶる懐かしココア風味
いざ口に含むと、最初の瞬間は控えめなひんやり感。舌の上でゆっくりと溶け始めるとテクスチャーが変化。最初はややしっかりとした食感から、徐々に溶けながらクリーミーな滑らかさへと移行し、最後はとろけるような“ぷるぷる食感”に。この食感の変化グラデーションこそが、このムースの最大の魅力。
風味は、懐かしさを感じるマイルドなココア味。実際に「ルマンド」で使用しているココアクリームの原料を使った本格派の味。甘さは抑えめながらも十分な満足感。冷たさが緩んで半解凍状態になると、風味がより一層豊かに広がります。冷凍庫から取り出してしばらく時間を置くことで、ムースらしい絶妙なぷるぷる食感が楽しめます。
粉乳やココアパウダーなどの原材料が複雑に絡み合い、単なるチョコレート味ではない深みのある味わいに仕上がっています。やみつきになるおいしさ!
販売元は株式会社ブルボン。製造所は福岡県の株式会社セリア・ロイル。この2社のコラボレーションは既に「ルマンドアイス」で実績があり、今回の「ルマンドムース」もそれに続く商品です。
ブルボンは創業1924年の老舗菓子メーカーで、和洋菓子からスタートし、現在は人気菓子を数多く世に送りだしているメーカー。一方のセリア・ロイルは九州を拠点とするアイスクリームの専門メーカーで、特にムース状アイスの製造技術に定評があり、お菓子メーカーとのコラボも得意としています。
九州先行、全国販売に期待
ブルボン「ルマンドムース」は、懐かしのパウチアイスの形態に最新のムース製法を組み合わせた意欲作。ルマンドファンはもちろん、クリーミーな食感と上品なココア風味を求めるアイス愛好家にもぜひ試してほしい一品です。
優しい口あたりと、ムース特有のなめらかな食感が絶妙に融合し、ルマンドのココアクリームの風味もしっかりと感じられ、まさに三位一体の味わい。特に半解凍状態でのぷるぷる食感はクセになるおいしさ。
現在は九州限定発売ですが、この美味しさなら全国展開も時間の問題でしょう。原材料費や包材、エネルギーコストの上昇が続くアイス業界において、200円以下というコストパフォーマンスも見逃せないポイント。ルマンドアイスに続く第二の矢として、ブルボンのアイス戦略の新たな柱となることは間違いありません。九州エリアの方は、ぜひ探してみてください。
アイスマン福留でした!Have a ICE day !!