コンビニアイス評論家 アイスマン福留です。
今回ご紹介するのは、昔懐かしいセンタンの「王将」アイス。
あ。王将と言っても「餃子の王将」のアイスではありませんのでご注意を。
3色アイスは、関東から東日本ではフタバ食品の「3色トリノ」が有名ですが、
関西方面の方にとっては、”3色アイスと言えば「王将」”なのです。
センタンの3色アイス「王将」は、1967年(昭和42年)に「フランス」という商品名(フランスの国旗のイメージでしょうか。笑)で誕生し、翌年に村田英雄さんのヒット曲「王将」にちなんで改名されました。
ちなみに、フタバ食品の「3色トリノ」の誕生は1978年なので、王将の方が歴史は長いことになります。
ただ、日本の3色アイスのルーツを探ると、1923年(大正12年)市販の本格アイスクリームの”はしり”となった『自助園アイスクリーム』に行き着き、その後、雪印「ブリックアイスクリーム」として売り出されました。
そう。3色アイスは日本におけるアイスクリームの基本系であり、今でもアイスクリームの基本色なんです。
パッケージは今風にリニューアルされ、和風の、何というか鮮やかな色を使ったお正月っぽい…寿デザイン。
袋から取り出して…、そう。これこれ!このやさしい色。
上から、「チョコ」、「バナナ」、「イチゴ」。この3種類の組み合わせ。
日本初の「自助園アイス」は、「チョコ」、「ストロベリー」、「レモン」と、今のバナナ味がレモン味だったんですね。
また、3色アイスの「バナナ味」を「バニラ味」と記憶している人も多いようですが、元々はこの組み合わせでした。
内容量は105ml、アイスバーとしてはスタンダードなサイズ。
このビジュアルでテンションがあがってしまいます。
どの角度から見ても美しい。ただ3色なだけなんですけどね。(笑)
さて、食べてみての第一印象は…、「け、けしからん!うま過ぎる!認めん!」そんな感じ。
チョコも!バナナも!イチゴも!全部おいしいっ!
僕らが昔食べていた3色アイスは、もっとチープな味でした。
しかし、このリニューアル版3色アイス「王将」は、アイスミルク品質でミルクのコクが味わえて妙においしいのです。
程よい甘さと、なめらかなくちどけ。おいしい。
それだけではなく、原料欄を見てみると、イチゴとバナナには果汁だけでなく果肉も使われているじゃないですか!
でも、よく考えてみたら、おいしい方が…いいですね。
ただ昔の3色アイスは時代にもよりますが、10円、30円、50円といった低価格帯でしたからね。
今回の126円仕様だとこういう感じになるのでしょう。
妙においしいのですが、3色アイスの懐かしさもしっかりと味わえますし。
”現代風にアレンジされた進化系3色アイス”。そんな印象。
例えるなら、ハコスカやべレGのような”ノスタルジックカー”に、現代のエンジンを載っけた感じ。
見て楽しい、懐かしい。そして、食べておいしい!全然ありです。アリアリです。
種別はアイスミルク規格。乳固形分は11%、果汁・果肉が使われています。
製造者は、チョコバリや白くまアイスバーなどでもおなじみの大阪センタン。林一二株式会社。
3色アイスは子供の頃、駄菓子屋さんによく売っていてよく食べました。
嬉しいことに、センタン3色アイス「王将」がリニューアルし、嬉しいことに関東でも食べられるようになりました。
3色アイスは、僕の中では「駄菓子系アイス」として分類しているのですが、今回の王将はそこには分類されません。とっても上品でおしゃれな3色アイスに仕上がっています。
現在は、関東のコンビニだと「ポプラ」でのみ取り扱っているようです。
懐かしい!どうしても食べたい!進化した3色アイスを食べてみたい!
…という方は、是非探して食べてみてください。
探す楽しみ。これもひとつのアイスの楽しみ方ですよ!
品名 | 王将3色アイス センタン |
購入店 | ポプラ |
価格 | 126円(税込) |
種類別 | ラクトアイス |
内容量 | 106ml |
成分 | 写真参照 |
エネルギー | 169kcal |
発売日 | 2013年9月23日 |
好みランク(5) | ★★★★☆ ※5段階(最高5つ星)。あくまでも個人的な評価です。 |
ひとことコメント | けしからん!味が進化し過ぎ!うま過ぎる!でも…嬉しい♪ |