ハーゲンダッツジャパンが展開する「ハーゲンダッツショップ」。
国内唯一の店舗「新浦安店」が、4月25日に閉店します。
このニュースで、週末には多くのお客さんが詰めかけているみたいです。
1984年に青山に1号店がオープンし、ピーク時には95店舗を展開していました。えーと、29年・・・約30年ですね!
バブルの頃、アイスリームショップが流行し、「ハーゲンダッツ」だけではなく、「サーティワン(バスキン・ロビンス)」なんかも店舗にはたくさんの人がつめかけ行列ができていました。
最近では、アイスクリームは進化し、品質も随分向上しました。そして、カップアイスだけではなく、ハーゲンダッツも「クレープグラッセ」、「クリスピーサンド」といった食べ歩ける”ワンハンドタイプ”も登場しています。
アイスクリーム自体が確実にポジションアップし、コンビニでアイスクリームを購入し、家で食べる人が増えたのだと思います。プチ贅沢・・・といった感じでアイスクリームを楽しむ人は多いですからね。
元々、ハーゲンダッツの店舗展開、立地戦略としては、首都圏を中心に「流行が生まれるおしゃれな街」でのブランド確立という意味合いが大きかったと思います。
また、売上高の比率としてもほとんどはコンビニ・スーパーです。ブランドがしっかりと消費者に浸透し、店舗はブランドの発信拠点としての役割を終えたのでしょう。
「アイスクリームショップ」とひと言でいっても、色々なブランドが存在します。それぞれコンセプトも対象とする客層も違います。
ハーゲンダッツは、店頭販売ではなく、今後はブランドを活かして、小売に特化する方向に舵を切りました。
僕は個人的に、ハーゲンダッツは特別感のある「店舗」よりも、ぼくらの身近な「日常」に焦点を合わせたのだと受け取りました。
食べられる店舗が無くなってしまうのはもちろん寂しいですが、今後もハーゲンダッツはコンビニやスーパーで買えますからね!
これからのハーゲンダッツに期待が膨らみます。